わたしは、いまで言う小学校の6年間の前半は、東京渋谷の
大和田町にあった当時の国民学校に通った。
その頃のことで、よく覚えているのは1年生の時の学芸会で
中味はまったく憶えていないが、舞台で少しのセリフをお覚て
芝居らしきことをやった。
終了後、担任の三浦先生からとても褒めてもらった。
それから幼い僕は、将来は役者になりたいと思い、それを叔母に
話をした。当時、父親の妹が我が家に居候をして、私は結構
なついていた。
叔母にはのぶちゃんと呼ばれていたが、ある時、彼女から
「のぶちゃんは、鼻べちゃだから役者はむりだね。」と言われ
ショックを受け、それ以後、自分の顔にはまったく自信をなくし、
それはいまでもいわばトラウマになっている。
当時は、役者と云えば、「上原 謙」か「長谷川一夫」の時代だから
叔母は、この子が道を誤ったら可哀そうだと思ったのであろうが、
それは子供心にもショックだったのは、それ以後顔、その中でも
とくに鼻を観察することが多くなった。
しかし、親戚であろうが、顔のことをとやかく言うのは良くないと思う。
最近のお笑い番組などでも、よく相手の顔などをネタにしたりしているが、
あのような番組を見て育つような子供は、一体、大人になって
人の顔をお笑いのネタにしたりしないかと、気になるところだ。
このことに関連して、国民学校(今の小学校)の3年の時には、これまた
ショックなことが起こったのだが、これは次回に書こうと思う。
- 国民学校については、 http://goo.gl/Yc2c3s を参照。
0 件のコメント:
コメントを投稿