2009年2月23日月曜日

21日土曜のこと

わたしの履歴書を書きたいとこのブログを始めましたが、その時々に書き留めておきたいこと、あるいは、紹介しておきたいことがあって、アソーさんのようにブレるねーということになってきていますが、まぁご容赦ください。

一昨日土曜日のことになりますが、朝から家を出て池袋のサンシャインビルで開催されていたクリスマスローズの展覧会へ行きました。わたしはなかなか花の名前はおぼえられませんが、最近日本でも愛好者が増えているとか。らんの世界展なども昔、友人に誘われて後楽園ドームまで観に行ったりしたこともありますが、それに比べるとビルの中ということもあって割と短時間で楽しんできました。

私がそこへ行ったきっかけは、ケンブリッジ在住のアーティストの志村博さんがクリスマスローズばかりでなくケンブリッジの写真を展示しているというので、彼から招待券を頂いたので行きました。

彼はケンブリッジ創立800周年記念のカレンダーの写真を担当していて、ブラシにつけた絵の具で加工したような感じに仕上げた作品のシリーズです。ディジタルで加工してあると思いますが。ケンブリッジエクルプレス大型のカレンダーはなかなかの気の入った作品でした。彼は最近は魚眼レンズでも意欲的な作品づくりをしていて、プラネタリュウムの丸い天井に投影したり楽しいイベントも披露してくれたりしました。

午後は、江古田の武蔵大学へ同窓会と大学で共催している土曜講座に行ってきました。この日の講師は、四條たか子さんの『世界が愛した日本』という彼女の最新刊を基づく講演でした。その後は同窓生を中心としたパーティで大変楽しいひと時でした。

2009年2月20日金曜日

イギリスを知る会

以前、先月の18日に行われた「イギリスを知る会」の新年パーティについて触れましたが、この会は、スタートから今年4月で早いもので20年目に入ります。


簡単に紹介をしておきますと、 「イギリスを知る会」は、イギリス大好き人間の集まりです。1990年4月に現会長の英文学者の宮崎昭威(みやざきてるたけ)先生と活動を開始し、事務局の運営はすべてボランティアで、原則として奇数月の第2土曜日に講座や懇親会などを開催しています。

宮崎先生との出会いは、1976年のロンドンでお会いしてよくパブへ誘っていただいたのがご縁で、このようなイギリスを対象に勉強をする会ができました。

私の専門は、当時から経営情報システム、そして大量生産システムの負の影響についてが関心分野でしたので、ロンドンのAldwitchにあるロンドン大学の政経学部と訳されているL.S.E.へ客員研究員として76年3月14日から翌年の3月末まで滞在していました。

その結果、帰国してからも宮崎先生とはよくお会いしておりましたが、なにか楽しみながらイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドなど英国各地の歴史・文化、文学、映画・音楽、教育、生活習慣、その他さまざまな分野について勉強する場をつくりませんか。ということから、講師の方々のお話を聞き、講演の後では講師の先生の時間が許す限り、お茶などを飲みながらおしゃべりをしています。

また、1993年からイギリス各地の旅に関して多くの著作がある宮崎昭威中央大学名誉教授による小人数の「鉄道でまわる英国の旅」の企画が始まり、英国各地を訪れています。

会員登録された方には、隔月でセミナー・懇親会のご案内やニューズレター「Ladies & Gentlemen」(不定期刊)をお送りするほか、セミナーの参加費が割引になります。(入会金1,000円、年会費4,000円、払込み日から1年間有効)

イギリスへ行ってみたい人、イギリス映画が好きな人、英国紳士に憧れている人、紅茶を飲まないと落着かない人等々、とにかくイギリスに興味がある方は、ぜひ一度参加してみてください。

事 務 局 長:横山 保子(フリー・コーディネーター)
局員:木谷 朋子(旅行ライター&フリー・エディター)、工藤 みゆき(人形作家、文筆家)、竹村 明子(フリー・ライター) などの優秀な方々によって支えられています。

イギリスを知る会 第113回セミナーのお知らせ


テーマ:「イギリスの鉄道民営化とその結果」

講 師: 安藤 陽 さん(埼玉大学教授)


日 時:3月14日(土)午後2時30分~4時30分

場 所:中央大学駿河台記念館 620号室 電話(03)3292-3111 (千代田区神田駿河台3-11-5)
http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/access/access_surugadai_j.html


参加費:会員(および同伴者)2,000円 ビジター 3,000円


参加申込み:「イギリスを知る会事務局」 メール(ssbcjapan.sky@orange.zero.jp)またはFAX(03)3407-8995 

以下は、安藤陽先生からの自己紹介です。

「イギリスを知る会」で報告の機会をいただき、ありがとうございます。 私は、現在、埼玉大学経済学部で経営学を教えています。

専門は公企業論です。特に、日本の国鉄改革や、JR、第三セクター鉄道の経営問題を中心に研究しています。 20歳代後半に一度ヨーロッパ旅行でロンドンに立ち寄りました。

その時の印象は大変悪かったのですが、多くの人が好きなロンドンやイギリスですので、きっと何か素晴らしいところがあるはずだと考え、その時に、今度はイギリス中心に来ようと決めました。

大学に職を得て、1980年代半ば以降、British Railなどの調査や資料収集で度々イギリスを訪問し、イギリスが好きになりました。1998年には在外研究で10ヶ月間ロンドンに滞在し、イギリスの鉄道民営化について調査・研究をしました。

今回の報告では、イギリスの鉄道事業の発展に触れながら、鉄道民営化の構造とその問題点を指摘したいと考えています。日本でもJR福知山線事故が発生しましたが、イギリスでも民営化後、重大事故が頻発しており、鉄道民営化と安全輸送との関係が重要なテーマとなっています。この点に関して、最近の深刻な問題も紹介したいと思います。

パワーポイントを使い(「電子紙芝居」の域をでませんが)、写真を多用しながら、皆さんが経験されている「イギリス鉄道の旅」を再現しつつ、イギリス鉄道民営化とその結果をご理解いただければと思っています。[以上]

お問い合わせは、イギリスを知る会 事務局 横山ssbcjapan.sky@orange.zero.jp へお願いいたします。

私は、安藤先生とは彼が大学院生のころからのお付き合いで、ロンドンでも一時期一緒だったことがあります。今すぐには何年の何月からだったか正確には思い出せませんが、なかなかいいフラットに住んでおられたような気がします。また彼と確認してそのあたりのことも書きたいと思っています。

3月14日(土)の午後に時間のある方は、どうぞお出かけください。彼のお話を聴けるのを楽しみにしております。

受付では私からの紹介と言っていただければ会員料金になるはずです。

2009年2月17日火曜日

楽しみながら学問しよう!

今日は私が2001年の4月から「楽しみながら学問しよう!」をモットーにして、独断と偏見で細々?と続けてきたCCCF(Cross Cultural Communication Forumの略)について、来年度の最初の企画が進んでいますが、その概要をお知らせしておきたいと思います。

イタリア人のバリトン歌手 ロベルト・ボルトルッツィROBERTO BORTOLUZZIさんのリサイタルを企画しました。ピアノは、峯川 知子さんです。

日時:2009.4.12(日) 開演14.00 (開場13.30)
場所: 四谷区民ホール
料金: 3,500円(全自由席) 

です。
曲目など詳細は決定次第、お知らせいたします。

プロフィール
ROBERTO BORTOLUZZI: イタリアのトレヴィーゾ生まれ。往年の大ソプラノ、イヨランダ・ミキエーリに17年間師事。2000年インターナショナル“マリア・カラス”コンクールでセミフィナリスト。その後ソリストとして活動を開始する。2003年“エンツォ・ダラ”コンクールで1位。ヴェルディのオペラではリゴレット、椿姫(ジェルモン)、ナブッコ。プッチーニのオペラではトスカ(スカルピア)、ラ・ボエーム(マルチェロ・ショナール)でデビューするなど数多くの作品に出演している。2007年にはドニゼッティの愛の妙薬のドゥルカマーラでデビューするなどオペラ・ブッファの喜劇役としても才能を発揮している。今年1月にはボエーム(マルチェロ)をクラウディオ・デズデーリの指揮でデビューし好評を博した。現在、若手でベルカント唱法を継承しているイタリアでも数少ない貴重な本格的なバリトン歌手である。

峯川知子: 現在、イタリアにおいても残念ながら正統的なベルカント唱法で歌う歌手は少なくなっており、またそれを指導するマエストロ(先生)もほとんどいないのが現状である。そんな中、ベルカント唱法を継承していた世界3大バリトンの一人(故)アントニオ・サルバドーリ氏から直接その本物のベルカント唱法を伝授された峯川知子氏は、この貴重な教えを日本に伝えたいと歌手への指導やコンサートの活動、ピアニストでありながら自らもベルカント唱法によるソプラノリサイタルを行う。2年前よりボルトルッツィ氏と共にマスタークラスを開催し、イタリア・ヨーロッパ各地でオペラピアニストとして活躍する傍ら、サルバベルカント代表として、イタリアと日本を往復しイタリアオペラの普及にあたっている。

2009年2月7日土曜日

小林倫子さんのリサイタル

これは、先月1月18日に赤坂で行われた「イギリスを知る会」の新年パーティに、ケンブリッジ在住の日本人アーティストの志村博さんも参加され、そのとき我が国で若手バイオリニストとして注目されている小林倫子さんを同道されました。彼女は、ロンドンに7年間住まわれていた方です。

今回、彼女から以下のようなメールをもらいましたので、ご本人の了解を得て転載させて頂きます。


こんにちは。 イギリスを知る会の新年会では、お会い出来て大変光栄でした。突然の余興で演奏させていただき、とても楽しかったですが、コンサートの場では、また別の印象をお楽しみ頂けることと思います。2月11日(祝)に東京でリサイタルを開催いたしますので、ご都合がよろしければ是非お越しください。知られざるイギリスの曲も、演奏します。(わたしのHPへリンクします。)

私は大学生からの7年間をイギリスで過ごしました。イギリスを第2の故郷と思っていますが、一方ではまだまだ知らない事がたくさんあります。

例えば、私はずっとロンドンに住んでいましたので、それ以外の街はあまり知りません。それが昨年、たまたま縁あってケンブリッジでコンサートをしたところ、偶然が重なり、イギリスで活躍する志村氏と知り合うことが出来ました。現在は日本を拠点としていますが、このような出会いを通して、これからもイギリスとの繋がりを継続し、強めていきたいと考えています。音楽や芸術だけでなく、色々な分野の方とも交流できれば、ヴァイオリニスト(表現芸術家)としての懐をを広げていけるのではないかと考えています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。小林倫子

上にある余興での演奏とありますが、まさに会場はせまくて立ちのパーティでしたから、わたしたち40名くらいが取り囲むなかでバッハのガボットとロンドを演奏してくれたのです。。さらにアンコールに応えてパガニーニのカプリースを弾いてくださいました。まじかで聴くプロのソロの演奏はまさに感激ものでした。このような難曲をサラっと弾いてみせるところは、さすがのものでした。

ということで、未だ時間の空いている方は是非一度足を運ばれることをお勧めします。

わたしは当日は別のがあって聴けないのが残念ですが、チケットはまだあるそうなので、どうぞお出かけください。